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PDF |A-infty空間|A-infty代数|![]() ![]() ![]() が与えられdifferentialのさらに一般化したような複雑な条件を満たすものである。n=1がdifferentialでn=2がmultiplicationにあたり、それ以上がhigherなassociativityに関するものである。よって、n>2でmが0であれば、それはDGAを意味する。A-infty algebraの基本的なことはKellerの論文【Ke99】を見るとよい。m_1=0であるのようなものをminimalと呼ぶ。任意のDGAに対し、quasi isomorphicなminimal A-infty algebraの存在を示したのは【Kad80】である。minimal A-infty algebra Aのm_3はH_*(A)のHochschild complexのcocycleに対応しており、これをderived DGAとderived Hochschild complexにして考えたのが、【Sag07】である。 Higher associativityの条件に関しては、A-infinity algebraのtopology versionであるA-infinity spaceの方がよくわかる気がする。簡単に言えば(homotopy associative)H-spaceの発展版である。位相空間のpathを繋ぐ操作をイメージするとわかりやすい。つまり基本群における和の結合に相当する操作である。例えば、3つのpathがあったとき、(f1*f2)*f3〜f1*(f2*f3)であり、図で書くとそれぞれ という具合で、 ![]() という変形を考えている事になる。つまりhomotopyは、 ![]() となる。K4は五角形である。ついでに5つのpathになると繋げる順序は14パターン。homotopyを考える際のK5にあたるのは5角形と四角形で張られた9面体である。この多面体はassociahedraと呼ばれていて、operadで記述すると議論が楽になるらしい。 A-infty spaceに関する事は【Sta63】を見るとわかりやすい。StasheffはA-infty spaceであることと、その空間をfiberに持つようなあるquasi fibrationのsequenceがあることが同値だと述べている。topological monoid同様この方法でXをfiberにもつquasi fibration X → EX → BXを構成できて、EXはcontractibleになる。つまり、Xの分類空間BXが構成できる。さらには、A-infty mapからは、分類空間間に連続写像を誘導できる。A-infty mapに関しては【IM70】がよいと思う。A-infty space、A-infty mapで現れる多面体はそれぞれassociahedra【Sta63】、【FGV10】、multipulihedra【IM70】、【For07】と呼ばれていて、表記法は様々である。 単純に言うとA-infty spaceというのはtopological monoidがhomotopy同値で閉じていない事を補う意味で拡張されたのだと思う。A-infty mapもA-infty homがhomotopicで閉じていないのを補う。つまり、topological monoid Mとhomotopy equivalence、f : M → Xがあった際、Mのmultiplicationとfとそのhomotopy inveceを用いて自然な形でXに multiplicationが構成できるが、これはmonoid structureにはならないが、A-infty structureを持っていて、その意味でfはA-infty mapになる、という枠組みが根本にあるのではないかと思う。それは【Lei99】でhomotopy monoidとして扱われている。Marklは【Ma99】でA-infty algebraを主体としてmovesと呼んでいる。 ![]() ![]() ![]() ![]() |